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先週(7/3~)の為替相場の流れを復習します。
【月曜日】
ドル円は112.058円で開始後、東京市場に入ると米債利回りの上昇などから112.58円台まで値を上げました。欧州市場では、欧州株の続伸を受けて113.0円台まで上昇しました。NY市場では、ISM製造業景況指数が好結果となり米債利回りが7週間ぶりの高さとなったことで113.47円台まで上昇しました。引けにかけても高値圏の推移が続き113.376円で取引を終了しました。
【火曜日】
ドル円は東京市場、朝鮮がICBM(新型大陸間弾道ミサイル)を発射し日経平均株価が2万円割れとなったことで112.88円台まで下落しました。欧州市場では、113.26円台まで買戻しが進み、もみ合いとなりました。NY市場は、米独立記念日で休場のため通引きが閑散とし、小幅な値動きが続き113.277円で取引を終了しました。
【水曜日】
ドル円は東京市場午前、北朝鮮の金正恩党委員長が「ICBM実験はアメリカの独立記念日のプレゼント」だと発言したことで112.82円台まで下落しました。午後に入ると、リスク警戒感が和らぎ113.2円台まで値を戻しました。欧州市場では、米債券市場時間外取引で利回りが急騰したことなどから113.7円付近まで上昇しました。NY市場では、FOMC議事録を受け国債利回りが上昇、ただその後は前営業日終盤の水準まで戻しました。ドル円も一時112.9円台まで下落したもののその後は値を戻し113.255円で取引を終了しました。
【木曜日】
ドル円は東京市場、日経平均株価が2万円割れとなったことで112.88円台まで下落しました。後場に入り、日経平均が2万円台を回復すると113.2円付近まで値を戻しました。欧州市場では、独10年債利回りが昨年1月以来の高水準に上昇しユーロ買いが広がりました。クロス円の上昇に伴いドル円も113.47円付近まで上昇しました。NY市場では、米ADP全国雇用者数が予想を下回るとドル売りとなったもののISM非製造業景況指数が予想を上回ると再び値を戻し、113.219円で取引を終了しました。ユーロドルは、1414ドル台まで上昇しました。
【金曜日】
ドル円は東京市場、日銀が5ヶ月ぶりに指値オペを実施したことで113.8円台まで上昇しました。欧州市場では、米雇用統計を控え、113.7円付近の推移が続きました。NY市場では、米雇用統計において非農業部門雇用者数が予想を大きく上回り、前回値も上方修正される強い結果となり114.179円まで上昇しました。引けにかけては利益確定売りからやや値を戻し113.894円で取引を終了しました。
日付 | 時刻 | 内容 | 結果値 | 市場 予想値 |
7/3 (月) |
22:45 | 米)製造業PMI【確報値】 | 52.0 | 52.1 |
23:00 | 米)ISM製造業景況指数 | 57.8 | 55.2 | |
米)建設支出 | ±0.0% | +0.3% | ||
7/4 (火) |
13:30 | 豪)RBA政策金利&声明発表 | 1.50% 据え置き |
1.50% 据え置き |
- | 米)注目度の高い経済指標の発表はない | - | - | |
7/5 (水) |
23:00 | 米)製造業受注指数 | -0.8% | -0.5% |
米)IBD/TIPP景気楽観指数 | 50.2 | - | ||
03:00 | 米)FOMC議事録公表(6月13日・14日開催分) | - | - | |
7/6 (木) |
20:00 | 米)MBA住宅ローン申請指数 | +1.4% | - |
20:30 | 米)チャレンジャー人員削減予定数 | -19.3% | - | |
21:15 | 米)ADP全国雇用者数 | +15.8万人 | +19.0万人 | |
21:30 | 米)新規失業保険申請件数 | 24.8万件 | 24.3万件 | |
米)貿易収支 | -465億 | -463億 | ||
22:45 | 米)サービス業PMI【確報値】 | 54.2 | 53.0 | |
23:00 | 米)ISM非製造業景況指数 | 57.4 | 56.5 | |
00:00 | 米)週間原油在庫 | -629.9万 | - | |
7/7 (金) |
21:30 | 米)雇用統計:非農業部門雇用者数/失業率/平均時給 | +22.2万人/ 4.4%/ +0.2%/ +2.5% |
+17.7万人/ 4.3%/ +0.3%/ +2.6% |
00:00 | 米)金融政策報告書公表(FRBによる半期に1度のもの) | - | - |
※7/3~7/7米ドル円とユーロドルの動き
週間レンジ
米ドル円/114.179/112.058/113.894(高値と安値の値幅は2.121)
ユーロドル/1.14398/1.13123/1.13996(高値と安値の値幅は0.01275)
【チャート】デューカスコピージャパン(ローソク1時間足)
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◆今週のポイント◆
日付 | 時間 | 内容 | 前回発表値 | 市場予想値 |
7/10 (月) |
23:00 | 米)労働市場情勢指数 | +2.3 | +2.5 |
- | 米)注目度の高い経済指標の発表はない | - | - | |
04:00 | 米)消費者信用残高 | +81.97億 | +135.00億 | |
7/11 (火) |
19:00 | 米)NFIB中小企業楽観指数 | 104.5 | 104.4 |
23:00 | 米)卸売在庫【確報値】 | -0.5% | +0.3% | |
米)JOLT労働調査 | 604.4万件 | - | ||
- | 米)注目度の高い経済指標の発表はない | - | - | |
02:00 | 米)3年債入札 | 国債入札 | ||
7/12 (水) |
20:00 | 米)MBA住宅ローン申請指数 | +1.4% | - |
21:30 | 米)イエレンFRB議長の議会証言・原稿公開(実際の議会証言は23時) | 要人発言 | ||
23:00 | 加)BOC政策金利&声明発表 | 0.50% 据え置き |
25bp 利上げ 0.75% |
|
23:00 | 米)イエレンFRB議長の議会証言【下院金融サービス委員会で半期に1度の金融政策報告に関する議会証言】 | 要人発言 | ||
- | 米)注目度の高い経済指標の発表はない | - | - | |
23:30 | 米)週間原油在庫 | -629.9万 | - | |
02:00 | 米)10年債入札 | 国債入札 | ||
03:00 | 米)地区連銀経済報告(ベージュブック) | - | - | |
7/13 (木) |
21:30 | 米)新規失業保険申請件数 | 24.8万件 | 24.5万件 |
米)生産者物価指数&【コア】 | ±0.0%/ +2.4% +0.3%/ +2.1% |
±0.0%/ +1.9% +0.2%/ +2.0% |
||
23:00 | 米)イエレンFRB議長の議会証言【上院銀行委員会で半期に1度の金融政策報告に関する議会証言】 | 要人発言 | ||
02:00 | 米)30年債入札 | 国債入札 | ||
03:00 | 米)財政収支 | -884億 | -200億 | |
7/14 (金) |
- | 米)シティ・グループの決算発表 | 大手金融決算 | |
21:30 | 米)小売売上高&【除自動車】 | -0.3%/ -0.3% |
+0.1%/ +0.2% |
|
米)消費者物価指数&【コア】 | -0.1%/ +1.9% +0.1%/ +1.7% |
+0.1%/ +1.7% +0.2%/ +1.7% |
||
- | 米)JPモルガン・チェースの決算発表 | 大手金融決算 | ||
22:15 | 米)鉱工業生産/設備稼働率 | ±0.0%/ 76.6% |
+0.3% 76.8% |
|
23:00 | 米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】 | 95.1 | 95.0 | |
米)企業在庫 | -0.2% | +0.3% | ||
- | 米)ウェルズ・ファーゴの決算発表 | 大手金融決算 |
今週は、水・木曜にイエレンFRB議長の半期議会証言が予定されています。毎週じわじわと伸び続けているドル円相場ですが、このままどこまで上昇することができるでしょうか。