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先週(5/1~)の為替相場の流れを復習します。
【月曜日】
東京市場111.36円で開始後、東京市場において、米2017年度予算に関して米議会が1.1兆ドルの歳出案で合意したことで111.74円まで上昇し、もみ合いとなりました。欧州市場では、メーデーで各国が休場となり市場参加者は少ない中、リスク回避ムードが後退し111.91円まで上昇しました。NY市場では、米ISM製造業景況指数が昨年12月以来の低水準となり111.42円まで下落しましたが、ムニューシン米財務長官の「共和党議員の8割が税制改革に合意」などの発言を背景に111.91円まで上昇しました。その後はもみ合いとなり111.82円で取引を終了しました。
【火曜日】
ドル円は東京市場、111.7-9円間の推移が続きました。欧州市場では、連休明けの欧州主要株価指数が小幅ながら上昇したことやFRBが3日の声明で6月利上げの可能性を示すとの観測を背景に6週間ぶりの高値となる112.30円まで上昇しました。NY市場では、米新車販売が低調となったことで調整の動きが強まりました。徐々に値を切下げ111.98円で取引を終了しました。
【水曜日】
香港と日本が祝日で休場。ドル円は東京時間、111.9-112.0円間の推移が続きました。欧州市場では、米債利回りの上昇を背景に112.22円まで上昇しました。NY市場では、ISM非製造業景況指数が好結果となったことで112.49円まで上昇しました。その後FOMCでは事前見込み通りの現状維持決定となりました。第1四半期の米GDPの落込みは一過性のものであり、年内あと2回の利上げ実施の可能性が示されたことで、ドル買いとなり112.77円まで上昇しました。引けにかけても高値圏の推移が続き112.65円で取引を終了しました。
【木曜日】
日本が祝日で休場。ドル円は東京時間、前日からのドル買いの流れが続き112.89円まで上昇しました。欧州市場では、週末7日の仏大統領選を前にした世論調査でマクロン氏のリードが伝えられたことやユーロ圏PMIが6年ぶりの高水準となったことで、ユーロドルが1.087から1.094ドル台まで上昇しました。ユーロ円の上昇を受けてドル円も113.01円まで上昇しました。NY市場でもユーロ買いの流れが継続し、ユーロドルは2016年11月以来となる1.098ドル台まで上昇しました。ドル円は、米新規失業保険申請件数や貿易収支が強い結果となったことなども背景に113.04円まで上昇しましたが、米雇用統計を前に調整が入り112.46円で取引を終了しました。
【金曜日】
日本が祝日で休場。ドル円は東京時間、112.64円まで上昇しましたが、原油先物の急落を受けて112.14円まで下落しました。欧州市場では、原油先物の買い戻しが進んだことや米債利回りの上昇を受けて112.49円まで値を戻しました。NY市場では、米雇用統計において、非農業部門雇用者数が予想を上回ったものの、平均賃金はやや鈍い結果となり、反応は限定的なものとなりました。112.80円まで上昇後、調整がなどからやや値を戻し112.68円で取引を終了しました。ユーロが、仏大統領選においてマクロン氏勝利の見方が強まり昨年11月初旬以来の高値となる1.0998ドルまで上昇となりました。
日付 | 時刻 | 内容 | 結果値 | 市場 予想値 |
5/1 (月) |
21:30 | 米)個人所得/個人支出/PCEデフレーター/PCEコア・デフレーター | +0.2%/ ±0.0%/ +1.8%/ -0.1%/ +1.6% |
+0.3%/ +0.2%/ +1.9%/ +0.1%/ +1.6% |
22:45 | 米)製造業PMI【速報値】 | 52.8 | 52.8 | |
23:00 | 米)ISM製造業景況指数 | 54.8 | 56.5 | |
米)建設支出 | -0.2% | +0.5% | ||
23:59 | 米)ムニューシン財務長官の発言 | 要人発言 | ||
5/2 (火) |
13:30 | 豪)RBA政策金利&声明発表 | 1.50% 据え置き |
1.50% 据え置き |
- | 米)注目度の高い経済指標の発表はない | - | - | |
5/3 (水) |
20:00 | 米)MBA住宅ローン申請指数 | -0.1% | - |
21:15 | 米)ADP全国雇用者数 | +17.7万人 | +18.0万人 | |
22:45 | 米)サービス業PMI【速報値】 | 53.1 | 52.5 | |
23:00 | 米)ISM非製造業景況指数 | 57.5 | 55.8 | |
23:30 | 米)週間原油在庫 | -93.0万 | - | |
03:00 | 米)FOMC政策金利&声明発表 | 1.00% 据え置き |
1.00% 据え置き |
|
5/4 (木) |
20:30 | 米)チャレンジャー人員削減予定数 | -42.9% | - |
21:30 | 米)新規失業保険申請件数 | 23.8万件 | 25.0万件 | |
米)貿易収支 | -437億 | -445億 | ||
米)第1四半期非農業部門労働生産性【速報値】/単位労働費用【速報値】 | -0.6%/ +3.0% |
±0.0%/ +2.7% |
||
23:00 | 米)製造業受注指数 | +0.2% | +0.4% | |
5/5 (金) |
21:30 | 米)雇用統計:非農業部門雇用者数/失業率/平均時給 | +21.1万人/ 4.4%/ +0.3%/ +2.5% |
+19.0万人/ 4.6%/ +0.3%/ +2.7% |
02:30 | 米)イエレンFRB議長の発言 | 要人発言 | ||
04:00 | 米)消費者信用残高 | +164.31億 | +140.00億 |
※5/1~5/5米ドル円とユーロドルの動き
週間レンジ
米ドル円/113.04/111.20/112.68(高値と安値の値幅は1.84)
ユーロドル/1.0998/1.0874/1.0994(高値と安値の値幅は0.0124)
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◆今週のポイント◆
日付 | 時間 | 内容 | 前回発表値 | 市場予想値 |
5/8 (月) |
23:00 | 米)労働市場情勢指数 | +0.4 | +1.0 |
- | 米)注目度の高い経済指標の発表はない | - | - | |
5/9 (火) |
19:00 | 米)NFIB中小企業楽観指数 | 104.7 | 104.0 |
23:00 | 米)卸売在庫【確報値】 | +0.6% | - | |
米)JOLT労働調査 | 574.3万件 | - | ||
米)IBD/TIPP景気楽観指数 | 51.7 | - | ||
- | 米)注目度の高い経済指標の発表はない | - | - | |
02:00 | 米)3年債入札 | 国債入札 | ||
5/10 (水) |
20:00 | 米)MBA住宅ローン申請指数 | -0.1% | - |
21:30 | 米)輸入物価指数 | -0.2%/ +4.2% |
+0.2%/ +3.5% |
|
23:30 | 米)週間原油在庫 | -93.0万 | - | |
02:00 | 米)10年債入札 | 国債入札 | ||
03:00 | 米)財政収支 | -1762億 | - | |
5/11 (木) |
06:00 | NZ)RBNZ政策金利&声明発表 | 1.75% 据え置き |
1.75% 据え置き |
20:00 | 英)BOE政策金利&声明発表 | 0.25% 据え置き |
0.25% 据え置き |
|
英)BOE資産購入枠発表 | 4350億 据え置き |
4350億 据え置き |
||
21:30 | 米)新規失業保険申請件数 | 23.8万件 | 24.5万件 | |
米)生産者物価指数&【コア】 | -0.1%/ +2.3%/ ±0.0%/ +1.6% |
-0.2%/ +2.2%/ +0.2%/ +1.6% |
||
02:00 | 米)30年債入札 | 国債入札 | ||
5/12 (金) |
21:30 | 米)小売売上高&【除自動車】 | -0.2%/ ±0.0% |
+0.6%/ +0.5% |
米)消費者物価指数&【コア】 | -0.3%/ +2.4% -0.1%/ +2.0% |
+0.2%/ +2.3%/ +0.2%/ +2.0% |
||
23:00 | 米)ミシガン大消費者信頼感指数【速報値】 | 97.0 | 97.0 | |
米)企業在庫 | +0.3% | +0.2% |
今週は、米消費者物価指数などの指標に加え、NZと英国で金融政策決定会合が予定されています。11日からはイタリアでG7財務相・中央銀行総裁会議が開催されます。