2015年01月21日

スイスショックにおける各FX会社への影響

2015年1月15日に、スイス国立銀行(SNB/中央銀行)が、スイスフランのユーロ相場に対する上限を撤廃したことを受け、スイスフラン相場が急激に変動。このいわゆる「スイスショック」におけるFX各社への影響をリサーチしました。


>>このブログのRankingは・・・・??


◆スイスショックとは!?
1月15日にスイス国立銀行(中央銀行)は、スイスフランの上昇を抑える目的で設定していた、1ユーロ=1.20スイスフランの上限を撤廃すると突然発表し、スイスフランが急騰しました。
その背景には2011年9月から3年間以上続けてきた、スイスフラン売り、ユーロ買い為替介入を行った結果、スイスの外貨準備高はGDP(国内総生産)の7割を超える規模まで膨らんでしまい、ユーロ建て資産がさらに拡大するリスクを無視できないレベルになったからです。

また、このタイミングでの発表の理由は、欧州中央銀行(ECB)の理事会が1月22日に控えていることが考えられます。ECBが量的緩和をはじめる発表をするという憶測があり、実際にそうなれば、スイス中銀はさらに市場介入を継続せざると得ない状況に追い込まれる可能性があり、早めの撤退を判断しました。

今回、突然の発表を受けて、スイスフランは急騰。1.20の上限に張り付いていたレートが、一時0.8近くまで急騰しました。
そして、英国のアルパリ、ニュージーランドのエクセル・マーケッツ、アメリカのFXCMといったFX会社が、破綻や経営難に追い込まれる事態に!!
FX業者もスプレッドやスワップに影響が出ることから今回のスイスショックに対する対応に連日追われています。

◆スイスショックを受けてFX各社発表のまとめ

業者名 要点
アルパリジャパン ・(1/16)アルパリUKが破綻。顧客資産はFCAの規定に基づき分別管理されている。
・(1/16)金融庁より行政処分。資産の国内保有命令など。
FXCMジャパン証券 ・(1/18)米国FXCMがリューカディアナショナル社より約350億円の財政支援を受けると発表。
サクソバンクFX証券 ・他社から口座を移したいと希望する顧客から口座開設の申し込みが殺到。
外為どっとコム ・(1/16)CHF/JPY、USD/CHFの掲示スプレッドを一時的に拡大。
・(1/17)強固な財務基盤を維持。サポートセンターでは臨時電話受付を実施。
マネーパートナーズ ・(1/19)未収金が発生したが相場変動時のカバー取引も正常に実施され損失も生じていない。
マネースクウェアジャパン ・(1/19)スイスフランの取扱いがないため影響なし。
GMOクリック証券 ・(1/19)未収金が約1.1億円発生したが連結業務、財政状態に与える影響は軽微。
FXトレードフィナンシャル ・(1/19)未収金が発生したが回収見込みあり、業績、財政状況への影響はない。
トレイダーズ証券 ・(1/19)未収金が発生したが連結業務、財政状態に与える影響は軽微。
IG証券 ・(1/19)影響は3000万ポンドを下回る。
上田ハーロー ・(1/19)EUR/CHF,USD/CHF,GBP/CHFの取り扱いがあるが未収金は少額であり影響は少ない。
OANDAJAPAN ・(1/19)損失が発生したが財務状況に影響はない。
FXプライム byGMO ・(1/19)財務基盤への影響はなし。CHFレートのスプレッドは通常時に比べて広いスプレッドで提供。
GKFX証券 ・(1/19)財務基盤への影響はなし。
マネックス証券 ・(1/19)未収金約1.6億円が発生。財務状況に影響はない。
YJFX! ・(1/19)影響は限定的。
・スプレッド縮小キャンペーン対象のGBP/CHFは対象外の措置。
SBIFXトレード ・(1/20)未収金が発生したが解消済み。


過去にリーマンショックや黒田バズーカでの相場急落、急騰が記憶に新しいのですが、今回のスイスショックと同じようなことが日本でも起きる可能性は否定できません。日本では日銀が国債市場で相場を人為的に動かしています。しかし日銀がマーケットをコントロールをすることが本当にできるのでしょうか?スイスショックを教訓に改めて考える必要があるのではないでしょうか。
posted by FX主婦 at 14:20| Comment(0) | TrackBack(0) | FXの情報や動向 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック