2012年01月11日

2012年FX業界の年頭挨拶まとめ

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
市場は年明けから欧州信用不安絡みで動きがあります。今年はどんな年になるのでしょうか。
2012年もFX業界の発展を願って・・・・・
FX業界の新年の挨拶をまとめてみました。

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※新年の挨拶が、掲載されていた業者において、要約してみました。

業者名 要点
上田ハーロー 【今年の動き】
・1月1日から店頭FXの税制が取引所と同じ申告分離課税(一律20%)に統一され、 損失の3年間繰り越しが可能になり、取引所における先物取引等との損益通算が可能なる。
・取引環境においては利便性の向上、高い操作性の実現を追求し、昨年の12月19日に新たな取引ツールとして、「UHFXPRO」をリリースした。
【会社目標】
快適な取引環境の構築は継続して取り組む。
SBI証券 【今年の動き】
・「壬」の三義/「辰」の字義について
・今年は、世界各国で政治指導者の交代や重要な選挙が予定されており、世界の安定と平和に重要な影響を与える指導者の人事で、本当の意味での壬人が選出されることを祈念。さもなければ、世界は去年以上に混乱し、深刻な事態に陥りるだろう。
・壬辰の年は、陰陽が逆転し、新しいものが芽生える年。これまでの常識・価値観が通用しなくなり、全く新しい発想や価値観が求められる年になる。良きにつけ悪しきにつけ内在するものが増大して激しく振れる年なので、人事に気を付け戒慎しながら、理想に向って様々な抵抗や妨害に動ずる事なく従来の社会・経済システムをより良きものに変える端緒を開くべく、一歩一歩前進すれば結果は良くなる。
【会社目標】
第一に、各社の組織全般に影響を与える新たな人事異動は必要最低限に。
第二に、世界経済は当面混沌としており、その中で大きな業界の再編成なども起こりやすくなる。とりわけ、金融業界は世界中で業界勢力が一変する可能性がある。我々のチャンスはそこにある。
 第三に、掲げるビジョンと戦略を忠実に履行しなくてはならない。
FXCMジャパン証券 【昨年の会社・経済の動き】
・ニューヨーク証券取引所に上場するFXCM グループの日本法人として、昨年7月にはFXCMジャパンとODLJAPANが合併しFXCMジャパン証券が誕生そして12月16日にはフォーランドフォレックス社とFXCMジャパン証券が合併し、新生FXCMジャパン証券株式会社が発足した。
・ギリシャの財政危機に端を発したユーロ圏の問題。
・先進国の国債が格下げされ、行き場を失った投資家の資金は金という流動性の限られた実物資産に振り向けられている。
・世界の資金が米ドルや日本円に向かい、未曾有の円高が続いている。
【会社目標】
常に危機感を持ち積極的に未来を切り開いていこうとする投資家にグローバル市場へのアクセスし、今後とも様々な金融商品を届ける。
FXTS 【昨年の会社状況】
外国為替証拠金取引の透明性・信頼性の確立を基本 とし、更なる安定した取引システム/低スプレッドの提供を始めとする業界最高水準 のサービスの提供に努めた結果、12万口座を超える。
【会社目標】
「安定した取引システムのご提供」「お客様が安心して取引できる環境作り」 「お客様の利便性を念頭においたサービスのご提供」を軸に更なるサービスの向上 に尽力する。
岡三オンライン証券 【今年の動き】
国の政策に期待したいが、「国を頼っていてはダメだ」という時代認識を持つことが大事。年金問題にしてもこれから国を頼れば安心して老後を過ごせるという時代ではなく、自助努力が不可欠になっていく時代への節目というものが鮮明になったと認識すべきなのかもしれ ない。
国が国民にできることは今後も縮小されることになる。一方で自助努力が当たり前のように求められてくる。だからこそ国に頼らずに生きていく手段として、資産運用のニーズに応える証券会社の役割は一層強まる時代なのかもしれない。
【会社目標】
システムの安定性はもちろん、岡三証券グループの質の高い情報をタイムリーに様々な形で伝える、伝統的な投資手法に加え、誰でも簡単に理解し利用できるシステムトレード環境を提供する、そして取引チャネルの一層の拡充(現在FXのスマホに続いて株、先物の導入準備)など、顧客とともに共存共栄を目指していく証券会社の本流を歩んむ。
カブドットコム証券 【今年の動き】
相場格言では「辰巳天井」と言われており、今年こそは日本株に見直し入ることを期待している。
【会社目標】
今年は特に顧客還元として多様な施策を打っていく所存である。
サイバーエージェントFX 【昨年の会社状況】
昨年12月には外貨ex口座の口座数が17万口座を突破。
同じく12月には、業界大手として初めて、自動売買ツール「MT4」サービスを提供開始。
また、iPhoneやAndroidを始めとするスマートフォン用取引ツール開発に一早く着手し、「Cymo」シリーズの更なる利便性の追求を行ってきた。
その結果、「Cymo」シリーズの機能性・サービス改善においては、市場からも高く評価されている。
【会社目標】
昨年に引き顧客に満足してもらえるサービスを心掛けていく。
セントラル短資FX 【今年のFX業界】
1月1日から店頭取引と取引所取引の税制一体化が実現。具体的には、(1)「一律20%申告分離課税」 に統一されるとともに、(2)店頭FX取引から発生した損失の「3年間繰越」や(3)店頭FX取引の決済差損益について「取引所に上場する他の先物取引との損益通算」が認められることになった。このような規制強化と税制改正とが相俟って、FX取引については、投資効率や利便性の高い外貨投資商品として、一 層幅広い個人投資家に利用してもらえると確信。
【会社目標】
2012年は、「FXに強い武器を!」をキャッチフレーズに、取引システムやツールを一段と充実していく。まず、1月16日から、『クイックチャート・トレード』に自動売買機能を搭載するなど、使いやすいシステム・トレード機能の拡充に努める。また7月には、新基幹システムを本格稼働させ るとともに、(1)新しいWEB取引画面や、(2)iPhone改訂版アプリ、(3)Androidアプリなど顧客にとって一層見やすく、操作が簡単なツールを提供予定。
大和証券 【今年の為替状況】
2012 年は、大和証券グループにとって創業110周年の節目の年。
既に1 月1 日付で大和証券キャピタル・マーケッツ傘下にあった海外子会社の大和証券グループ本社傘下への移管を終えたが、4月には大和証券と大和証券キャピタル・マーケッツが統合し“新”大和証券が誕生。
【会社目標】
“新”大和証券への移行は、グループが目指す「強靭な経営基盤の確立」のために、必要不可欠な極めて重要なステップになる。「効率的な経営体制」と「強力な営業体制」を備えた、いわば完全体の新たな総合証券会社の誕生は、グループの収支構造の改善に寄与すると共に、我が国証券市場全体にもインパクトを与え、その活性化に大きく寄与するものと確信。
マネースクウェアジャパン 【昨年の会社・業界状況】
・「個人投資家保護」「過当投機の抑制」という方針の下、業界に対する証拠金規制強化(最大レバレッジ50倍から25倍に縮小)が実施され、一層の健全化に向けて動いた一年となった。
・創業来から変わらぬメッセージである「マネーゲームではない、資産運用としてのFX」をより明確に伝えるべく、新商品「M2JFX」を昨年夏にリリース
【会社目標】
創業10周年、上場5周年を迎える。 「挑戦」と「規律」をキーワードに本年は新生「FX元年」として、FXが本来の姿かたちを取り戻す一年となると確信している。
マネーパートナーズ 【昨年の会社状況について・・・】
昨年はホールセール証券に関する合弁事業を解消し、名実ともに独立した大和証券キャピタル・マーケッツがスタート。そして、プライ ベートエクイティ事業の再編やベンチャーキャピタル合弁事業の解消など、グループの事業再編を行った。アジア戦略では、アジア拠点における数百人規模の人員増強、資本増強や体制整備を積極的に進めた。11月にはKBCグループから2部門の買収が、さらに12月にはインドのアセットマネジメント会社の買収がそれぞれ完了した。
【会社目標】
インターネット銀行を開業。これにより大和証券グループの顧客に対して、新たに「預金」という資金運用の選択肢を提供し、入出金の利便性を大きく向上させることが可能になる。「日本の膨大な金融資産と、アジアの旺盛な資金ニーズを結ぶ担い手となる」大和証券グループの目指すアジアビジネスの最大のテーマ。
内藤証券 【今年の為替状況】
日本は東日本大震災後の大幅落ち込みから回復し、新年は出遅れていた復興需要の本格化が欧州景気のマイナス影響をカバーし、若干の成長率アップが期待されている。
【会社目標】
新年の各国株式は欧州不安に一喜一憂しながらも、いずれ堅調へ。
松井証券 【昨年の日本の状況】
東の本大震災を受けた日本人のあるべき姿や政治について力説。ユーロ崩壊も想定内である。2010年代は1930年代の世界大恐慌と同レベルの試練の時代となる。経営者としての覚悟。
【会社目標・予想】
株式以外のビジネスにおいて「焼き畑農業」を仕掛けるつもりである。昨年は先物取引で手数料を大幅に引き下げたが他社が追随するなら更に引き下げる。大手ネット証券で最初に手掛けたFXは加速度的な過当競争状態となりコスト倒れに陥る。
楽天証券 【今年の為替業界】
今年は、証券業界にとって大きな転換の年となる。グローバルな金融不安を背景とした長期低迷相場において証券業界全体が生き残りを模索する中、東証と 大証の経営統合は業界のあり方を大きく変えていく。そこに対応して成長戦略を描くことができない証券会社の統廃合や廃業が業界構造の変化を後押し することになるのではと見ている。今後の証券業界は、資本力、顧客基盤、システム対応力を基礎とし、グローバルでダイナミックな構造変化に対応できる会 社しか生き残ることができないのではないかと考える。
【会社目標】
構造変化に柔軟に対応し、未だ先行き不透明感が漂う現在の金融・経済環境を踏まえながら、積極的に顧客の投資に貢献したいと考えている。FX取引においては現在の『楽天FX』を刷新し、新たなサービスの開始に向けて準備を進めている。また、顧客にとって成長市場をより身近にすべく外国株式の取扱い拡大を予定している。加えて、従来のネット取引のみならず投資アドバイスを必要とする顧客に対し、IFA(独立ファイナンシャルアドバイザー)によるサービスも積極的に推進していく考えである。
野村HD 【今年の為替状況】
欧州の混乱は今しばらく続く。米国は個人消費が堅調、中国は高成長持続の意思が堅く、そして日本は復興予算が承認され、これから乗数効果の高い公共事業が執行されていく。GDP世界上位三か国が頑張れば、先行きに明るい面も見えてくると予想。
【会社目標】
規制に係る情勢を注視し、市場のあるべき姿について提言しながら、しっかり対応していく。

新年の挨拶については、会社代表の人柄や業者の姿勢が感じ取れますので一読をおすすめします。
(上記一覧文は、管理人により編集を加えていますので、各業者の公式HPでご確認くださるよう、お願いいたします。)

posted by FX主婦 at 14:41| Comment(1) | TrackBack(0) | FX独自調査・分析 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも読ませてもらってます。わかりやすい良い記事ですね。

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Posted by ヒップホップフォレックス at 2012年01月12日 12:09
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