2011年04月15日

レバレッジ規制後のFX取引の現状

日本列島は穏やかな春らしい晴天に包まれています。お花見日和ですが、今年は震災の影響で自粛ムードが高まっています。
しかし、過度に消費が冷え込んでしまうと日本経済は衰退します。4月8日に発表された3月の景気ウオッチャー調査では2~3ヶ月先の先行判断指数は前月比20.6ポイント減の26.6ポイントでした。
これからGWを迎えますが観光客の減少、夏場の節電の影響もあり、観光業界や小売業界への打撃は大きいでしょう。
消費することが被災地支援へつながる取り組みも多く行われていますので一部紹介します。
【投資】
・復興ファンド・・・野村証券が4月25日~5月16日に売り出す。被災自治体、企業が発行する債券に投資し、信託報酬の半額を寄付。1万円から購入可能。
・預金寄付・・・東京スター銀行は「右肩上がりの延定期」の預入額の0.1%相当額を銀行が寄付。
・株式売買で寄付・・・マネックス証券は株式売買でたまるマネックスポイントを寄付可能。

【消費】
・著名ミュージシャンの楽曲を集めたアルバムをアップルのiTunesストアで配信。売り上げを全額寄付。
・エノテカがワインオークションを開催し、全額を被災者自治体に寄付。

震災の話題が大きな日本ですが、FX業界では今年は昨年に引き続き8月にレバレッジ規制が待っています。そんな中セントラル短資FXが「2011年FX投資家の意識調査結果」を発表しました。
今回はレバレッジ規制後のFX取引の現状とこれからの展開についてレポートします。


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昨年8月のレバレッジ規制では取引高の大幅な減少予想されていました。しかし、その後、大手証券会社の参入、税制面で優遇措置が受けられるくりっく365や大証FXの参入で減少は一時的だったようです。2008年に外為市場でFXが占める取引高1日あたり15%に対し、2010年では35%と高まる傾向にあります。
その背景には株取引よりも利便性が高い点やどうしても高レバレッジで取引をしたい場合には海外FXや法人口座開設などの工夫で取引を継続している投資家が多いという背景があるようです。
その他にはFX業界がオプション取引の導入や情報サービス、システム充実を図ることで顧客サービスの充実に力を入れたこともFX離れを抑えているのではないでしょうか。
FX業界のニュースではサービス終了や合併のニュースを見かける一方で、 【口座開設数○○万突破】【取扱高○位獲得】【取引ツールのリリース】等の明るいニュースもちらほら見られます。


◆改めて見直すFXの魅力とは

少ない元手でレバレッジをかけることで外貨取引ができるので一番の魅力は高レバレッジでした。しかし昨年の8月に従来無制限だったものが上限50倍に規制され、当初は3割ほど減少すると見られていました。実際は昨年8月から今年1月末までの前年同期比は20%の減少となり、新規参入者も増えている傾向にあるそうです。
FX取引をしている投資家の年齢層は20~40歳代で7割が男性。規制の影響で売買金額は小さいものの、一日に何度もポジションを作っては決済を繰り返した取引が中心に行われています。
昨年の後半から野村証券大和証券みずほ証券といった大手の証券会社がFX市場に参入したことで株式投資を中心に行ってきた投資家がFXに流れてきました。
24時間取引ができること。低い手数料。高い流動性などが株取引と比べると魅力が大きいのです。


◆レバレッジ規制を回避する工夫

(1)法人口座の開設
店頭FXで法人口座があり、且つレバレッジが50倍以上の業者は以下の通りです。デメリットとしては資本金の条件、法人設立、運営に手間や費用がかかります。

【法人口座で高レバレッジを提供しているFX業者】
FX業者名 法人口座
最大レバレッジ
121証券[121Trader] 100倍
AFT-FX 200倍
FOREX.comJapan[ForexTrader][MT4] 200倍
FXCMジャパン 約267倍
FXトレーディングシステムズ 400倍
FXプライム 135倍
GMOクリック証券 200倍
IDO証券 200倍
IGマーケッツ証券 100倍
JFX 300倍
kakakuFX[MK2] 100倍
kakakuFX[スタンダード][パール][プレミアム] 100倍
MF Global FXA証券 100倍
My外貨 200倍
ODLJapan[MT4][TS2] 200倍
SBI証券 100倍
ひまわり証券[FXZERO]
ひまわり証券[シストレ口座]
ひまわり証券[ディールFX]
ひまわり証券[デイトレ口座]
200倍
ひまわり証券[レギュラー口座] 100倍
アイネット証券 200倍
インヴァスト証券[FX24] 100倍
エース交易 100倍
サイバーエージェント[C-NEX] 100倍
サイバーエージェント[外貨ex] 200倍
サクソバンクFX証券[FXCHOICE][スタンダード][ミニ] 100倍
セントラル短資FX 100倍
トレイダーズ証券[みんなのFX] 100倍
ヒロセ通商[LIONFX] 300倍
フィリップ証券 200倍
フォレックスクラウン 約137倍
マネーパートナーズ 100倍
マネックスFX 100倍
外為オンライン 200倍
外為ジャパン 100倍
外為ファイネスト[EVO][PRO] 200倍
三京証券 250倍
上田ハーロー 200倍

(2)海外FXを利用
日本居住者を相手にする場合は原則金融商品取引業の登録が必要です。もし、海外のFX業者で取引をしたい場合は広告があっても本社所在地や登録番号を確認することが大切。無登録業者と取引する場合、トラブルになる可能性があるそうです。
また、現在は日本居住者の口座開設を受付をしていない業者も多く、開設が難しいのが現状です。

【比較ロボにスペックを掲載している海外FX業者】
※日本居住者の新規受付停止業者除外
海外FX業者名 最大レバレッジ
iFOREX 400倍
FXDD 100倍
GCIFinancial 200倍
IFC Markets 200倍
eToro 400倍
ACM 100倍
OANDA 50倍
Dukascopy 100倍
4XP[MT4] 300倍



◆2011年FX投資家の意識調査の結果は・・・?

セントラル短資FXが全国のFX取引口座を保有し、直近1ヶ月にFX取引を行った成人男女2,630名を対象に「FX取引経験/取引会社を選ぶポイント/設定レバレッジ/証拠金率や規制後の対応/投資や運用についての考え方」を調査しました。

その結果は、今年のレバレッジ規制後も取引量は変わらないと答えたユーザーは68.4%と多数を占めていました。(一方FX取引を辞めると答えたのは2.0%)その他には1ヶ月の取引回数、FX取引会社を選択する際に重視することなど参考になる調査結果が掲載されています。
>>詳細はこちら


◆レバレッジ規制後の変化

昨年8月にレバレッジ規制が導入されてから、最大のリスクとされていた「未収金」の発生が激減しました。相場が急変した時に預けた証拠金を上回る損失が発生することがまれに発生していました。れバッジ規制によってFX業者は毎日顧客のレバレッジが50倍を超えていないか確認をしなければならなくなり、もし超えていたら投資家に証拠金の積み増しが建玉の整理を求めています。投資家がこれまでのようにリスクが取れなくなったことで元本以上の損失を被るケースが減っているとみられています。
レバレッジ規制でFXの高レバレッジというメリットが減り、衰退するのではと思っていましたが、取引高は規制導入前にもどりつつあるので、投資初心者でも始めやすいメリットや取引時間、手数料といった面でニーズが高まってると感じました。
【日経ヴェリタス2011年3月13日号参考】

posted by FX主婦 at 12:18| Comment(1) | TrackBack(0) | FXの情報や動向 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
去年のレバ規制はそれほど影響受けなかったんですけど25倍だとちょっと厳しいですよね
各方面に影響してるんでしょうか
Posted by at 2011年04月22日 07:06
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