2010年01月15日

FX業界信託保全とロスカットの動向

FX業界では2009年8月に施行された「改正内閣府令」が半年間の経過措置期間が設けられ、その期限が2010年2月1日に迫っています。
規制による変更ポイントは以下の3点です。

1.信託保全について
(顧客から預かった証拠金は全て金銭信託することが義務付けられる)

2.ロスカットルールの整備について
(ロスカットルールを整備し、遵守することが義務付けられる)

3. 証拠金について
(取引の際、顧客から一定の証拠金を預かることが義務付けられる)

そこで最近多いニュースがロスカットルールの変更についてと資産保全方法が完全信託保全に変更についてです。
ニュースの発表があった業者を取り上げてどのように変更されるのか調べてみました。


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■信託保全について■

12月から1月にかけて以下の業者が完全信託保全に切り替わっています。
ニュースでは発表されていませんが、12月以前より対応している業者もあります。

業者名 変更後 変更前
トレイダーズ証券 完全信託(12/16~) 一部信託
IDO証券 完全信託(11/2~) 一部信託
松井証券 完全信託 一部信託
野村ジョイ 完全信託 一部信託
FXクリエイト 完全信託(12/21~) 一部信託
くにやすFX 完全信託(12/19~) 一部信託
CMC Markets Japan 完全信託(1/18~) 分別保管
ジャパンネット銀行 完全信託(12/5~) 分別保管
エイチエス証券 完全信託 分別保管
大和証券 完全信託 分別保管
内藤証券 完全信託 分別保管
My外貨 完全信託(※2/1~) 分別保管
マネックス証券 完全信託(※2/1~) 分別保管

全額信託保全が義務化というのは顧客にとっては安心して取引を行う重要なポイントとなります。


■ロスカットルールの整備について■

以下の業者がロスカットルールについての変更を発表しています。
業者名 適応日 ロスカット率変更後 ロスカット率変更前
オリックス証券 1/18~ 60% 25%
岩井証券 1/18~ 60% 25%
トレイダーズ証券 1/25~ 100% 80%
岡三オンライン証券 1/18~ くりっく365:80%
アクティブFX:60%
50%
25%
DMM.com証券 1/28~
1/25~
旧SVC:100%
DMMFX:100%
75%
70%
EMCOM証券 1/25~ 100% 70%
セントレード 1/18~ 60% 25%
GFT 1/18~ 60% 25%
kakakuFX 2/1~ 100% 150%


ロスカット率変更以外の対応
業者名 適応日 変更内容 変更前
フェニックス証券[アクティブゼロネオ] 1/16~ 一契約複数口座
(FX口座とCFD口座分割)
一契約単一口座
FXオンラインジャパン 1/16~ 一契約複数口座
(FX口座とCFD口座分割)
一契約単一口座
CMC Maekets Japan 1/16~ 一契約複数口座
(FX口座とCFD口座分割)
一契約単一口座

上記に挙げた業者以外にもロスカットルールの整備に関する対応を発表している業者が多くあります。
ロスカット率が引き上げられることによって、本来低レバレッジで取引している顧客がロスカットとなる確率が高くなるため、
注意が必要です。
EMCOM証券ではレバレッジ1倍で取引をしている顧客には5倍に引き上げる措置をとるようです。

例えばEMCOM証券の証拠金維持率で計算した場合以下のようになります。

【証拠金維持率=純資産÷ポジション必要証拠金】

1.証拠金100万円で1ドル90円の時、1万通貨レバレッジ1倍で取引した場合の証拠金維持率
証拠金100万円÷ポジション必要証拠金90万円(ドル90円×10,000通貨÷1倍)=111%

2.証拠金100万円で1ドル90円の時、1万通貨レバレッジ5倍で取引した場合の証拠金維持率
証拠金100万円÷ポジション必要証拠金18万円(ドル90円×10,000通貨÷5倍)=555%

3.証拠金100万円で1ドル90円の時、1万通貨レバレッジ50倍で取引した場合の証拠金維持率
証拠金100万円÷ポジション必要証拠金1.8万円(ドル90円×10,000通貨÷50倍)=5555%


しかし、今年の8月にはレバレッジ上限を50倍にする法令が施行されるのでまた変更となる可能性も・・・・・!?
今年は変更がめまぐるしい年となりようなので、しっかり順応していくことが大切です。

posted by FX主婦 at 10:50| Comment(0) | TrackBack(0) | FXの情報や動向 | 更新情報をチェックする
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