2009年11月13日

南アフリカランド30秒間暴落事件について

今日は「FX事件簿」というテーマで10月末に【くりっく365】で発生した異常レートが問題となった「南アフリカランド30秒間暴落事件」について調べてみたいと思います。


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◆南アフリカランド30秒間暴落事件

問題が発生したのは【くりっく365】で10月30日付の南アフリカランド円の売買です。
その日は1ランド11円台で取引されていたのですが、30日付の取引終了間近の31日午前4時59分33秒頃、急激な円高ランド安が発生して1ランド8.41円で取引が終了となりました。
その後は土日を挟み、週明け2日のレートは午前7時10分に11.4円でスタートし、30秒間だけランドが暴落する謎の現象が起きました。
この南アフリカランド円の暴落では約500人の投資家にロスカットルールが適応されて取引は強制終了したことで抗議が相次ぎました。

当初、くりっく365側は通常の取引を主張していましたが、11月6日になり、異常なレートだったことを認めて反対売買に応じると発表しました。

【2009年11月2日東京金融取引所の発表】
11月2日発表

↓↓↓
【2009年11月6日東京金融取引所の発表】
11月6日発表

ランド円取引で異常値の約定があった投資家に対しては反対売買に応じ、ランドの急落を起因とした他の通貨のロスカットについても11月13日午後3時まで反対売買に応じる措置となります。
当時のレートが気になったので、インヴァスト証券[くりっく365]のチャートを10月末にさかのぼって見てみました。

南アフリカランド円のチャート
チャートを見てみると下落はしていますが10.83円台までの下落になっています。(ローソク足の1時間足)
南アフリカランド円は流動性が低いものの、金利が高く、買いでポジションを持つとスワップ金利が100円台と飛びぬけていいので長期保有する投資家が多いようです。
それなので、今回の事件はとてもショッキングな出来事だったのではないでしょうか・・・・・。


◆問題点と今後の課題

今回のような問題は「バッドティック」と呼ばれ、FXではたまに起こる現象のようです。
誤発注・システム障害・悪徳業者によるストップ狩りなどの原因が挙げられていて、今回はくりっく365のマーケットメイカー5社のうち、1社がリスクを許容できる8.4円台という安値を取引終了間際に掲示したことと流動性が少ない南アフリカランド円だったことで取引が成立したといわれています。
しかし異常レートの発生時にはすぐ取引を取り消すのがFX業界では常識を言われているのに、救済措置の発表まで1週間も放置した東京金融取引所の対応には疑問が残ると外為どっとコムのセミナーでおなじみの酒匂隆雄氏が話していたという記事を読みました。

ストップ狩りといえば店頭取引ではストップ注文が多いレートに引っかかるようにFX業者が意図的にレートを動かしているのではないか!?という噂が多く流れていますが、今までくりっく365においては聞かれていませんでした。くりっく365は世界有数の複数の金融機関から価格提供を受けていてその中でも有利な価格をリアルタイムで提供しているという宣伝文章から価格の「信頼性」と「透明性」をアピールしているので投資家の間では取引をするなら手数料がかかっても「くりっく365」が安心!という言葉がクチコミでも多く投稿されています。

今回の事件を受けて、くりっく365側ではシステムの不備が見過ごされてきた可能性も否定できないため、システムの改善とバッドティックに対する対策を顧客にわかりやすく掲示する必要性が問われています。投資家側も店頭取引と取引所取引の対策を確認して、再発を防ぎ安心して取引ができるように信頼性の回復を願っています。

posted by FX主婦 at 10:41| Comment(0) | TrackBack(0) | FX事件簿 | 更新情報をチェックする
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