2008年09月18日

リーマンショック

今世紀最大の金融事件といっても過言ではない「リーマンショック」。
昨年から続くサブプライムローン問題の影響がついに大手証券会社の倒産へ・・・金融機関の混乱はまだまだ続きそうです。

今日はその「リーマンショック」(別名「ワイルドマンデーby米ウォールストリートジャーナル紙」)について、その経緯を影響をレポートします★

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◆破産に至った経緯

米大手証券会社 4位のリーマンブラザーズ。
※1850年創業/本社NY/従業員数約2万6,000人/総資産6390億ドル/拠点は世界30カ国

そのリーマンブラザーズがサブプライムローン問題による損失拡大で、今年の3~5月期の決算で初の赤字に転落。その後経営が急速に悪化。6~8月期の決算でも赤字になる見通し。株価は急落。

9月12日
リーマン・ブラザーズの救済策の協議のため、FRB傘下のニューヨーク連邦準備銀行にて緊急会議。
公的資金を求めるリーマン側に対して、連銀のガイトナー総裁は 「公的資金の支援は期待しないでもらいたい」
と、公的に救済しない姿勢を崩さず、買収先候補だったバンク・オブ・アメリカや、英銀バークレイズの首脳も
「損失が生じた場合、公的資金で補ってくれる約束がなければ怖くて買収できない」と拒否。事実上の交渉決裂。

9月15日
ポールソン財務長官も「リーマンに公的資金を投入することは一度も考えたことはない」と強調。

→ 自主再建を諦めたリーマンブラザーズは連邦破産法11章を裁判所に申請。負債総額は6130億ドル。


バンカメサプライズ

リーマンブラザーズの破綻ニュースと同日に飛び込んできたのが、米銀行2位のバンク・オブ・アメリカが米証券3位のメリルリンチを買収するというニュース!!
どうやら連続倒産を防ぐため、リーマンブラザーズの次に狙われるのはメリルリンチだ!と懸念されていた様子。
連銀のガイトナー総裁も再編を強く勧めたようです。
政府がリーマンに救済の手を差し伸べなかったのは、安易な救済によって「次のリーマン」が相次いで、公的資金の投入に歯止めが利かなくなる事態を恐れたためだと言われています。
米国も深刻な財政赤字をかかえているので、簡単に公的資金の投入なんてやってられないのよっ!きりがないじゃない!といったところでしょうか?

メリルリンチの買収によってバンク・オブ・アメリカは総資産で全米一の巨大金融グループへ・・・これは大きなビジネスチャンス!?と、前向きな意見も見られる中、メリルリンチはサブプライム問題で400億ドル以上の負債を抱えている状況。
バンク・オブ・アメリカの収益を圧迫するのでは!?という懸念の声も聞かれます。


◆AIGサプライズ

リーマンショックの背景では米保険最大手のAIGの株価が前週比60.79%マイナスと急落していました!!
AIGといえば日本国内でもおなじみのアメリカンホーム保険やアリコジャパン・・・外資系保険では国内最大規模です。顧客も世界中にいるので仮に破綻となったら・・・
16日、そこへ飛び込んできた【AIGに公的資金投入】のニュース。融資金は最大で850億ドル(約9兆円)。
リーマンブラザーズには使わなかった公的資金をなぜAIGに?
と、思ったのですが、証券化商品を主力商品としているリーマンブラザーズに対し、AIGは金融機関の取引先が破綻した場合の損失の穴埋めをする商品を得意として世界中に顧客を持っています。仮に破綻したら損失が世界中にばらまかれて金融市場は今回以上の大混乱になる可能性があったのでした。


◆その時為替は?

リーマンショックを受けて株価は急落、一時前週末3円57銭も円高が進みました。
為替に関してはバンクオブアメリカのメリルリンチ買収やAIGの公的資金投入でドル買いの方向に流れたものの、限定的にしか伸びず、金融不安は出口が見えない状況です。
メールマガジンやアナリストの見解によると、しばらくは株安・円高の状態が続くとのことです。

リーマンショックからAIGサプライズの時のドル円の動きを復習!
翻弄されている動きが明白に読み取れます。

リーマンショックその時ドル円は?
※クリック証券のFXチャートより


◆今後の影響(世界)

早速欧州に波及しました。英銀大手ロイズTSBが英住宅大手ロイズHBOSとの合併交渉を進めているようです。
市場不安を解消するために前倒しで発表された米大手証券会社JP・モルガンの6~8月期決算の純利益は、前年同期比7.6%の減益でした。
今後の米経済や世界経済に与える影響について、スタンフォード大学名誉教授 マイロン・ショールズ氏によると・・・

『米経済にけん引されてきた世界経済は減退し、信用不安から消費も減退、失業者も増える。資本不足に陥った米金融機関が新興国の企業向け融資を圧縮する事で世界経済が一段と後退する事態を招きかねない』
と、先行きの暗い見解でした・・・・。


◆今後の影響(国内)

リーマンショックを受けて、日銀の白川総裁は『日本市場への影響は軽微で、影響を受けるのは大手金融機関に限定される』と述べていましたが、先行きは明るくは、なさそうです。
物価の上昇は一度休息するものの。再び円高に進むと原油、材料費の高騰等で消費は落ち込み、輸出関連企業の経営不振を招くだろう。と言われています!

現在の世界通貨の中心担う米ドルはあと5年後はどうなっているのでしょうか・・・??
posted by FX主婦 at 12:21| Comment(0) | TrackBack(0) | FX事件簿 | 更新情報をチェックする
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